成田北高の柏木風希主将が選手宣誓! 千葉県高校野球 本日開幕!

本日、7月11日、「第99回全国高等学校野球選手権千葉大会」(主催:一般財団法人千葉県高等学校野球連盟・朝日新聞社)が開幕し、ZOZOマリンスタジアムで開会式が行われました。

大会記念球がヘリコプターにより投下されました

【入場行進】

《成田》

《成田国際》

《下総》

《成田北》

《成田西陵》

《富里》

【選手宣誓】

組み合わせ抽選会で、参加169校(168チーム)中、選手宣誓の番号「99」を引いたのは、なんと成田北高校!
主将は、並木ペイシェンス→公津の杜中学校出身の柏木風希選手です。

柏木選手は、「宣誓! 我々選手一同は、仲間たちと切磋琢磨し、この日のために来る日も来る日もボールを追いかけてきました。
私たちはこの熱い夏が大好きです。
一緒に練習してきた仲間が大好きです。
そして何より、野球が大好きです。
一つ打つこと、一つ捕ること、一つ投げること、すべてのプレーに想いを乗せて、今日から始まる最後の夏を高校野球史上最も熱い夏にすべく、全身全霊で戦い抜くことを誓います」と、まったくよどむことなく堂々と、参加3120選手の気持ちを代弁しました。

【優勝旗返還も並木ペイシェンス出身の峯村貴希選手】

前年度優勝校・木更津総合高校の主将として、優勝旗返還を行ったのは、並木ペイシェンス→佐倉シニア出身の峯村貴希選手!


柏木選手とは、並木ペイシェンスでともに戦った仲間です。
中学時代は、部活動とシニアと野球をやる環境は違いましたが、2年・3年のクラスメイトでもある2人。
開会式終了後、ツーショットでテレビ取材に応じる姿が見られました。

【野球をやっててよかった】

大役を終えて「直前まで緊張していたのでホッとしました」と笑顔を見せた柏木選手。

選手宣誓の99番を引き当てた瞬間は「何が何だかわからなかった」。
周囲にも信じない人がいて、「メディアに取り上げられて、やっと『すごいな!』と言われた(笑)」といいます。
宣誓文は、まず自分が言いたいことを箇条書きにしてから、国語の先生でもある部長先生に相談しながら作り上げたそうです。

最初に浮かんだ言葉は「野球が大好き」。
実は柏木選手、中学最後の試合が終わった時、漠然と「野球は終わりかな」と思い、高校入学直後はバレーボール部に入部。
しかし1年の夏、木更津総合に進学した峯村選手の試合を応援に行ったとき、野球への想いが再燃し、転部したという経緯があります。
「そんな自分なので『野球が大好き』ということが、まず浮かびました」。

「(選手宣誓の)実戦練は1週間くらい前から」。
校庭の朝礼台を使ったり、前日は本番さながらのシチュエーションで、仲間にギャラリーになってもらったり。
大勢の人の前に立つため、昨夜は床屋であるお父さんに坊主頭を整えてもらいました。

完ぺきに暗記できていましたが、いざ本番、宣誓台に立った時、「なんて言うんだっけ」と一瞬飛びそうになったとか。
それでも「『切磋琢磨』までいって、あっ言える!」。

「出来は何点?」と記者に問われると「甘いかもしれませんが、自分に100点あげたい。ほぼノーミスで、すらすら言えたし、『大好きです』にも思いを込められました」と表情が引き締まりました。

169校の中から選手宣誓という貴重な経験をした柏木選手。
「仲間に『一生の思い出』と声をかけてもらえたことが大きかった。選手宣誓をするなんて想像したこともなかった。人生のもっとも良い経験になりました。野球をやっていてよかった」とかみしめました。

成田北の初戦は明日。
昨年の今大会、1点差で負けた茂原北稜が相手です。
「今日は帰って練習して、よく食べてよく寝て、明日の試合に全力で臨みます。
昨年の先輩たちの分と自分たちの最後の夏への想いをぶつけます。
今日の流れで明日もいきたい」と、リベンジを誓いました。

【司会を務めた成田高校放送部】

グラウンドには、選手以外にも輝く姿がありました。
開会式のメイン司会を、柏陵高校の男子生徒と務めたのは、成田高校放送部3年の上薗由佳さん。


また同じく萩原美歩奈さんは、学校紹介を担当する6人の1人として、入場行進を盛り上げました。


2人とも明瞭、はつらつ、落ち着いたアナウンスで、見事に大役を果たしました。
成田市・富里市6校の初戦は次の通りです。
頑張れ! エリア勢!

【成田北】  12日ナスパ・スタジアム11時15分~ 対茂原北稜
【下総】   12日ナスパ・スタジアム13時45分~ 対市川
【成田西陵】 13日ナスパ・スタジアム11時15分~ 対匝瑳
【富里】   13日長生の森公園野球場11時15分~ 対幕張総合
【成田国際】 13日柏の葉公園野球場13時45分~ 対県立柏
【成田】(Bシード)15日千葉県野球場13時45分~ 対千葉北VS千城台の勝者

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。