笑顔あふれる認知症カフェ「ももとせ・サロン」♪ どなたもお気軽にご参加を!

朝日新聞厚生文化事業団の「ともにつくる認知症カフェ開設応援助成」を受け、今月、成田市公津の杜に「ももとせ・サロン」がオープンしました。

認知症カフェは、認知症がある人とその家族がくつろいだり、地域の人が認知症への理解を深めたりする場です。

サロンを運営するNPO住まい・まち研究会の夏目幸子理事長は、「『だれもが安心して暮らせる町』が『認知症の人にも優しい町』。カフェの目的は、認知症にならないような暮らしをつくっていくことでもあるので、内容も幅を広げて玉手箱のようにしていきたい」と話します。

第1回は5月3日でした。
GW中だったこともあり、初外出という4か月の赤ちゃんや車椅子の高齢者まで、約50人が参加。
普段から「ももとせ」でボランティアをしている公津の杜小学校の児童が、この日もお手伝いしました。

第2回の5月18日は、約30名の参加がありました。
朝日新聞本紙で紹介されたこともあり、千葉市、印西市、八千代市などからの参加者もいました。
最初は、お茶とお菓子を囲んで、自由におしゃべり♪
初対面の方同士も、夏目さんの声かけですぐに打ち解け、話に大きな花が咲いていました。

この日は、ももとせ・サロンに協力する国際医療福祉大学の教員と一緒に、『春の小川』『我は海の子』など、誰もが知っている歌を歌いながら、座ったまま手足をゆっくり動かす「なりたいきいき百歳体操」をしたり、認知症予防に良いといわれる折り紙で作品を作ったり。

参加者の笑顔が弾ける時間となりました。

楽しい時間に終了予定時間がオーバー。
感想をうかがうと、男性も女性も「楽しかった。また来ます」と再訪を約束する方ばかりでした。

半年前に成田に引っ越してきて、一人で悩みを抱えながら、泣いて暮らしていたという女性。
ももとせ・サロンを知り、「思い切って参加しました。来るまでは勇気がいりましたが、来てよかった。おしゃべりが弾みすぎて手作業が進みませんでした」と顔を輝かせました。

参加者には、高齢者福祉を研究している若い女性や、高齢者施設勤務経験がある方、介護者の集いを運営している方などもいたので、初参加の方々も話しやすかったようです。

ももとせは、数々の受賞歴がある一流建築家の夏目理事長による設計で、いつまでも帰りたくなくなるような、と~ても居心地のよいくつろげる空間です♪
ももとせ・サロンは、原則第1・第3木曜日の10時~12時の開催。
予約不要で、参加費200円という手軽さもうれしいですね♪

次回は、今週木曜日6月1日です。
どんな内容になるかはお楽しみ♪
18日は、帰宅した参加者数名の方から「出かけてよかった。次が待ち遠しい」と、わざわざ電話があったそうです。
「キチンキチンと決めたことをやるより、いろいろなことができる幅のあるサロンにしたい。大きなことはできませんが、小さな積み重ねを続けていって、何が出てくるかなとみなさんが楽しみにしてくれるサロンになればいいなと願っています。この記事を見て、出かけてみようかなと一歩を踏み出してくれる人がいますように」と夏目理事長。
企画の持ち込みも大歓迎とのこと!
認知症に限定しない「みんなの茶の間」的カフェですので、悩みを抱えている方はもちろんのこと、どなたもお気軽にご参加ください!

▽ももとせ・サロン(成田市公津の杜3―11―1/℡0476(26)3098)
※駐車場もあります♪
※京成公津の杜駅からゆっくり歩いて15分。駅前交番に地図があります♪

協力者手作りの安心安全野菜も格安販売されました♪

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。