年に一度 数時間限りの氷の芸術! 成田山新勝寺大会 五十嵐さんが2連覇♪

3月5日(日)、「第27回春季奉納全国氷彫刻展 成田山新勝寺大会」(主催:全国ニュー一番会・NPO法人日本氷彫刻会東日本地方本部・成田山新勝寺大会運営委員会)が開催されました。

氷彫刻を奉納、参詣者の健勝を祈念し、あわせて氷彫刻技術の向上を主旨とした今大会は、毎年開催され、27回を数えます。
お寺の境内で創作作業が間近に観られる貴重な大会となっています。

【美しい姿をとどめるのは数時間という氷の芸術!】

出場選手は16名。
この日は、氷彫刻にとっては気温が高く、良いコンディションではありませんでしたが、1人270㎏の氷を使用して、制限時間2時間で創り上げた16基と、全国ニュー一番会の鶴見義雄会長・会員有志による奉納参考作品の大氷像『不動明王』が完成すると、見ごろは数時間という束の間の芸術に、参詣者が足を止め、「すごいわね~」と、次々にカメラを向けていました。


(編注:完成1時間後の撮影になってしまったため、少し融けてしまっています。選手のみなさん、申し訳ありません・・・)

模範彫刻「不動明王」 実際にお賽銭して手を合わせる人も・・・

 

優勝作品「空の王者」

 

【表彰式】

表彰式では、鶴見会長が「今までにないくらい、たくさんのお客様にご覧いただき、感動しました。氷にとってはよくありませんでしたが、お客様にとっては良い天気でした」と感謝の言葉を述べました。

上位5人は次の通り(敬称略)。
◆優勝(成田山貫首賞) 五十嵐章信 「空の王者」

◆準優勝(成田山賞) 三輪裕之 「対決」

◆特選(成田山賞) 佐々木颯吉 「五重の塔」

◆特選(成田山賞) 大内勇太郎 「唐獅子」

◆特選(成田山賞) 山本一雄 「チーター」

 

入選した7選手
特別賞

全国ニュー一番会の谷川一夫相談役は、「成田山で27年開催しているということがすごいこと。日頃の努力、仲間とコミュニケーションを取って、出場選手を増やし、大会を盛り上げてもらいたい。上位に入る方はベテラン、中堅ですが、初めて参加した選手も2~3年したら素晴らしい選手になると感じました。今日は6位までは甲乙つけがたかったですが、優勝した鷹は、目が違いました」と総評しました。

優勝した五十嵐章信さんは、昨年優勝に続き2連覇達成!
職業はパティシエです。
6年前から趣味で氷彫刻をはじめ、全国で開催される大会に、年間6回ほど出場しているとのこと。
「昨年は思いがけず『鷹』で優勝したので、今年も『鷹』で狙ってみました。
今年は練習できなかったので、大根で練習しました。
今日は暖かかったので、氷が融けてぐらついたり、積んでみた時の氷の幅で苦戦しました」と難しさを話してくれました。

【インフォメーション】
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この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。