生涯大学院生が子どもたちに陶芸指導 世界で1つの器ができたよ♪「夏休みこども陶芸教室」

「普段使いの、世界でたった1つの器を作ろう」。
一昨年・昨年と好評だった「夏休み子ども陶芸教室」。
今年も大人気で、15名の定員に49名の応募があり、抽選となりました。

講師は成田市生涯大学院陶芸講座の講師・千葉隆先生・清水川巌先生と、卒業生の長岡弘さんはじめ受講生のみなさん。

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指導は、ほぼマン・ツー・マン。
祖父母が孫に教えるような年回りで、子どもたちにとっては優しいおじいちゃんおばあちゃん、生涯大学院生にとっては可愛い孫という雰囲気。
真剣な表情で取り組みながらも、互いに楽しい時間となりました。

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【7月28日 作陶作業 in生涯大学院】

前日に、講師のみなさんが切り分けと粘土練りをしてくださった材料で、形づくりを行いました。

教わる方も教える方も真剣!な中に、あちらこちらで笑顔の花が咲いていました。

 

作品と記念撮影♪

撮影し終わった後も、手直ししてました~。

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【8月12日 絵付け・釉薬がけ in公津公民館】

8月7日に、講師のみなさんが、公津公民館で素焼きしてくださった作品に、絵付けと釉薬がけを行いました。

 

素焼きされた作品たち
素焼きされた作品たち
好きな色を選びます
好きな色を選びます

絵付けも釉薬がけも真剣です!

本焼きも講師の皆さんにお任せしました
本焼きも講師の皆さんにお任せしました

【8月19日 完成&作品とご対面♪ in公津公民館】

8月14日に、講師のみなさんが7時間かけて本焼きしてくださり、16日に窯出し。
19日に、完成作品と子どもたちが対面しました♪

世界に1つだけのお皿やコップなどに、子どもたちもニッコリ♪

個性いろいろ、素敵な作品ができました♪

講師の先生は「色をつけたら変わったでしょう? 陶芸は、やっていくうちに作品が変わっていくのが楽しいでしょう?」と陶芸の醍醐味を語り、「焼いたら割れてしまうこともあるのに、今年は誰のも割れなかった。良い出来栄えです」と褒めていました。

今まで、ほかの陶芸教室に応募しても抽選に漏れてしまい、今回やっと当たったと、喜んで参加した小学3年生の山﨑彩加さん。
赤・黄・緑3色の紅葉をモチーフに、3つのお皿を作りました。
「葉っぱの中で、もみじが好き。思ったとおりにできました。形を作るのも色を塗るのも楽しかった。またやりたい」と話してくれました。

終了後のアンケートにも、形づくりや絵付け・色塗りなど、作業が楽しかったという感想のほかに、「おじいちゃんとの共同作業が良い時間だった」「やさしく丁寧に教えてもらって、とても満足」「普段接することのできない祖父母年齢の方と一緒に制作出来て、子どもが喜んでいました。来年からはもっと人数を増やしてもらいたい」という感想が見られました。

千葉先生は「子どもたちは、意外に難しい作品を作ります。土が薄かったり厚かったりして、素焼きする前に割れてしまうこともありますが、生涯大学院の人たちが要領をわかっているので、上手に指導してくれました。子どもたち相手に気は遣いますが、教える方も自信になり、良い経験になったと思います」と話しました。

今年初めて指導した女性は、「子どもたちが一生懸命でした。細かいところも筆の先を使って、すごく上手にきれいにできていました」と笑顔で感心し、男性は「私にも孫がいます。可愛い孫のために教えた感じです。和気あいあいとできて、楽しかった。夏休みの良い宿題になったでしょう」と目を細めました。

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この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。