佐竹茉莉子写真展 「房総―猫に戻れる場所―」 どっとこむのクーポンを使ってね♪

匝瑳市にある猫のいる美術館「松山庭園美術館」で、2月5日~3月13日、佐竹茉莉子写真展「房総―猫に戻れる場所―」が開催されます。

佐竹さんは、子どもの頃からの猫好きで、自分も猫のような一人歩きが好き。そして、路地や漁村で暮らす猫の写真を自己流で撮り続けています。
もともと、雑誌の人物インタビューや映画エッセイなどで活躍し、温かな視点の文章が人気のフリーランス・ライターの彼女ですが、今では猫好きの間でちょっと知られる存在です。

「どうしてこんな自然な表情を撮れるのか」とよく訊かれるそうですが、彼女がカメラと共に現れると、数分もしないうちに猫が寄ってきます。不思議なことに何日も家を空けていた猫までが帰ってくるといいます。たぶん何処に行っても同じなのでしょう。彼女が猫を撮りたいのではなく、猫が彼女に撮ってもらいたいようです。

「今度生まれてくるとしたら、絶対にまた野良猫になって、自由に生きたいな」「え?また?」「私、前世は野良猫だったのよ」。こんな会話を当たり前のようにする佐竹さんです。


ある日、海辺へ行った
猫たちが海を眺めていた
私もひととき猫になって海を眺めた

またある日、里山へ行った
猫たちが草の上でころがっていた
私もひととき猫になってころがった

またある日、商店街へ行った
猫たちがぷらぷらしていた
私もひととき猫になってぷらぷらした

房総は、いつ行っても、猫に戻れる場所


だから、ちまたに溢れる人間目線のカワイイ猫写真とは異なる、猫本来の自由気ままな生活感を、大切に撮り続ける佐竹さんの写真には、詩情と猫への愛が溢れています。


「一匹の猫に一つの物語があり、猫生(人生)がある。そして幸せの形はいろいろである」ことを、文と写真で発信しながら、猫も人も共に暮らしやすい平和な世の中を願う、心優しい佐竹さんです。

今回は、この5年間に撮った、房総半島の漁村や里山で暮らす外猫たちの、人ずれしていない素朴で生き生きとした猫姿大小40点が展示されます。

【イベント】
新刊・佐竹茉莉子著『しあわせになった猫   しあわせをくれた猫』と、持ち寄り猫の詩の朗読会
▽2月20日(土)14時~ ※入館料のみ

▽2月5日(金)~3月13日(日)
※開館は、金・土・日・祝のみ
▽松山庭園美術館(匝瑳市松山630/℡0479(79)0091)
※JR八日市場駅からタクシーが便利です。バスは成田行き12時05分頃発、松山神社前下車徒歩7分
▽入館料:大人800円/小中学生400円
※成田エリアどっとこむ「クーポン」で割引あり
▽HP:http://matuyamaartmuseum.web.fc2.com/

😆 佐竹さんは、フェリシモ猫部ブログ「道ばた猫日記」連載中♪

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。