関東大会・全国大会で学んだことを報告 富里市中学生3人が市長を訪問

夏休みに行われた関東大会や全国大会に出場した、富里市の3人の中学生が、9月3日、相川堅治富里市長を表敬訪問しました。

市役所を訪れたのは、柔道の千葉県総合体育大会90㎏級で3位になり、埼玉県での関東大会に出場した、富里中学校3年の堀越一誠君、陸上の千葉県通信大会共通3000mでマークした8分55秒06が、全国出場標準記録を突破し、北海道での全国大会に出場した、富里中学校2年の石井一希君、千葉県中学校水泳競技大会の女子400m自由形で7位、女子200mバタフライで9位になり、全国大会参加標準記録突破生徒以外の上位6位まで、という条件を満たし、東京での関東大会に出場した、富里南中学校3年の大澤かりんさんです。

堀越君は、関東大会1回戦、群馬の選手に優勢勝ちで2回戦に進みました。
2回戦も、攻めて優勢に試合を進めていましたが、相手選手が鼻血を出し、試合が中断。そこで、相手に気持ちを切り替えられ、内股を取られてしまいました。
その悔しさは、次の試合で晴らします。

石井君は、今年の富里スイカロード、中学生男子3㎞でも優勝しています。
全国大会では、出場101人中9人しかいない2年生の1人でした。
初めての全国大会は、独特の雰囲気と慣れない環境に、緊張がマックスになってしまったといいます。
そのため、アップが充分にできず、力を出し切れませんでした。
この悔しさは、秋の県新人戦で、8分50秒を切り、優勝することで晴らします。

大澤さんは、関東の大舞台で2種目とも自己ベストを更新しました。
特に、予選12位になったバタフライは、決勝に駒を進められる10位まで、あと0,27秒という惜しさ。
それでも大澤さんは、「同じ日に2種目泳がなくてはいけない大会当日の過ごし方を学べました」と前向きな発言。高校での全国大会進出に期待大です。

 

市長から一人ひとりに花束が贈呈された
市長から一人ひとりに花束が贈呈されました

相川市長は、堀越君が、3位になった神奈川の選手に2回戦で惜敗した報告を受けて、「じゃあ4位だ」と励まし、実力を出し切れなかった石井君には、「来年は、自分以外に優勝する者はいないと、自分に言い聞かせるんだよ」、大澤さんには「相手も勝とうと思っているから大変だな」と、しみじみと労いました。

剣道教士7段の相川市長は、「スポーツは大変だけど、あきらめないこと」「自分との勝負」「ライバルは友だち」と話し、高校時代は、今頃ライバルが練習したり走りこみをしているかもしれないと思うと、自分も練習に励めた、今でもそのライバルとは友だち、とエピソードを語り、3人の今後の健闘に期待を寄せました。

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最後に3人は、それぞれ、今後の抱負を表明。
堀越君は「2020年の東京オリンピックで活躍できるように頑張ります」、石井君は「来年の全国大会は、決勝に残れるように頑張ります」、大澤さんは「長距離種目が得意なので、高校では全国大会を目指します」と、決意を語りました。

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この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。