世界に1つだけの作品ができたよ! 夏休み子ども陶芸教室 先生は生涯大学院生

普段できない体験を!と、夏休みの3日間を使って、成田市子どもセンター協議会主催「子ども陶芸教室」が行われました。
昨年に続き、開催された同教室は、募集開始45分で定員15人がいっぱいになったほど人気の教室です。
主催者からは「来られなかったお友だちの分も頑張りましょうね」と声かけがありました。

子どもたちを教える先生は、生涯大学院の陶芸コースの講師と受講生。
ご自分たちが生涯大学院で学んだ陶芸の技術や面白さを、お孫さん世代の子どもたちに伝えました。

初日の7月30日は、生涯大学院で作陶。
子どもたち1~2人に先生が1人付き、丁寧な指導を受けました。
土をこね、成形し、葉っぱを使ったり、名前を入れたり・・・、先生に手伝ってもらいながら、子どもたちは真剣に集中!

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個性様々な作品が出来ました♪

8月9日に生涯大学院の方々が、公津公民館の窯で素焼きした作品に、8月14日、子どもたちが釉薬がけ。
石灰透明・鉄赤・織部・グリーン・トルコ青・白マットから好きな色を選び、バケツに溜められた釉薬に、直接手で作品を浸しました。

色見本 こんなにあるんですね~
色見本 こんなにあるんですね~

本焼きは、16日に生涯大学院の方々が担当。

18日、子どもたちは窯出しされた、世界にひとつだけの作品とご対面。
「焼く前よりキレイな色になった~」と、にっこり笑顔が見られました。

先生と一緒に♪
先生と一緒に♪

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子どもたちは、「釉薬に入れるのが、楽しかった」「土で形を作る難しさ、色の使い分けを学びました。とても素敵な作品ができました」「絵の具を塗るのが面白かった」「少し難しかったけど、慣れてきたら楽しくなりました。またやりたい」と、充実感を感じていました。

講師を務めた生涯大学院生の方々も、「2人教えるのは大変でしたが、楽しかった。作品ができてホッとしました。各自が楽しみにしていたものが出来たんじゃないかな」「みんな素直で教え甲斐がありました。質問もしてくれました。興味を持ってくれてよかった。夏休みの良い思い出になれば」「お子さんなので、分かってもらう言い方が難しかった。自分たちが教わったことを教えるのは自分たちにとっても勉強になり、プラスになります」「普段さわる機会がない道具にさわってもらえてよかった。何かの時に思い出してもらえれば」と、声を弾ませました。

生涯大学院陶芸講座の講師・千葉隆先生は、「子どもたちは興味や発想が幅広いので新鮮です。自分が作陶するより、お子さん全員の作品が無事にできるか、緊張の連続。教えながら、日常の作陶をしっかりしなくてはいけないな、と自分自身の再確認になります。生涯大学院のみなさん、そうだったのではないでしょうか」と、子ども陶芸教室を振り返りました。

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世代を超えた交流を楽しみました♪

 

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。