諦めないボレイロが総合力で奇跡の優勝! 成田空港周辺大会

7月5日、雨模様の中、平成27年度成田空港周辺地域スポーツ大会 小学生サッカーの部が、24チームの参加により行われ、接戦を制したFCボレイロ成田が優勝を果たしました。

24チームが8ブロックに分かれて予選リーグを行い、各1位が決勝トーナメントに進みましたが、8チームとも成田市サッカー協会所属チームという結果になり、成田市・富里市・酒々井町のレベルの高さをうかがわせました。

【決勝トーナメント】
〈準々決勝〉成田SSS2―1大栄FC/成田FC4―0セレステ成田JFC/FCボレイロ成田1(PK3―2)1酒々井FC/七栄FC1―0日吉台SC
〈準決勝〉成田FC2―1成田SSS/ボレイロ2(PK4―3)2七栄
〈決勝〉ボレイロ1―成田FC

予選リーグ、芝山JFCを1―0、河内SSSを5―0で破って決勝トーナメントに進出したボレイロは、準々決勝で酒々井と対戦しました。
開始早々、コーナーキックから酒々井に先制されます。
その後、ボレイロは攻め続けましたが、酒々井の堅守に阻まれ、ゴールを割ることができません。
得点が動かないまま、試合終了を迎えようとしたその時、奇跡が…。
残り1秒、後半途中交代したディフェンスが打ったミドルシュートが、ズドンと酒々井のゴールネットを揺らしたのです。
「このチームのキーパーは強い。自信を持っているし、勘がいい。必ず1本は止めるので、あまり負けない」(渡辺監督)というPK戦に持ち込み、勝利をものにしました。

準決勝は七栄戦。
前半、ボレイロが先制し、1―0で折り返しますが、後半、七栄に2得点を許し逆転されます。
試合は残り3分というところで、ボレイロがフリーキックを獲得。
これを見事に決め、同点にし、決着はまたもやPK戦に。
ボレイロの頼れる守護神が、最後に七栄のボールを止め、4―3で劇的勝利をおさめました。

いよいよ決勝戦。成田FCとの頂上決戦になりました。
前半は0―0で折り返し。ゲームが動いたのは後半中盤でした。
ボレイロがミドルシュートを決め、この1点を守りきりました。

渡辺源蔵監督は「諦めなければ奇跡は起こる。このチームは残り1秒でも諦めない、苦戦しても最後は勝ちきれる精神力の強さ、底力があります。ベンチ入りした20人は、どの選手が出ても、同じように戦えます。その層の厚さ、総合力も勝因だと思います」と、苦しい戦いの連続の末、もぎ取った優勝を喜びました。

空港周辺大会優勝FCボレイロ成田

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。