成田デイサービスセンター 「ゆったり文化村」 オープン!

リゾート気分で通える、画期的なデイサービスセンターが、先月5月、成田にオープンしました。 その名も「ゆったり文化村」。

「ゆったり文化村」の最大の特徴は、過ごし方を「自分で選んで決められること」。決まっているのは昼食を一緒に食べることだけで、後は自由に過ごしていいんです。

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トレーニングマシーンでリハビリする人、ウォーターベッドやマッサージで身体をほぐす人、ダーツや麻雀などのゲームに興じる人、ウッドデッキでお茶を飲む人、映画やテレビやパソコンを観る人、家から持ってきた本を読む人など、自由度満点!
「利用者様がやりたいことがあれば、ご提案ください。文化村を一緒に作っていきましょう」とオーナー。
取材にうかがった日も、玄関を開けたとたん、どっと楽しそうな歓声が聞こえ、お話をうかがう前から、利用者さんが良い時間を過ごされていることが分かりました。

利用者さんは、まず、メインの空間に不規則に置かれたタンスの引き出しを1つもらうことができます。「自分のすみか感を感じていただきたいので」と、村長と呼ばれるスタッフ長。
タンスもテーブルも椅子も、あえてバラバラに配置してあるのは、自宅居間の延長線のように緊張感を出さないため。そして伝い歩きがしやすいようにとの配慮からです。

メイン空間のデイルーム
メイン空間のデイルーム

食事もリハビリの機会ととらえ、自分で盛りつけに行き、席も自由。
できることは、なるべく自分ですることで、歩行距離も長くなり、リハビリ効果が生まれます。

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キャッチコピーはマンガのフレーズ
ウッドデッキでティータイム
ウッドデッキでティータイム

「ゆったり」は施設面積にも反映されています。
1日に60人を収容できる法定面積がありながら、「マックスでも30人くらいにします」とオーナーは話します。

庭部分は、これから整備されます。
建物の横の小さな山には遊歩道とベンチ、裏には芝生、畑、足湯を作る予定。屋外に出ることは認知症にもよいそうです。「一緒に足湯に入れば、会話も生まれる。スタッフも一緒に入って、介護する人、される人の垣根もなくなります」。
庭に植える樹木や、畑で育てる植物も、これから利用者さんと決め、緑豊かで、1年中、どこかに花が咲いている庭にしたいとのこと。「ご自分で手入れをしたハーブや野菜を、ハーブティーや食事に取り入れてもいいですね」。

こんなイメージです
こんなイメージです

スタッフは15人。明るい人ばかりです。
スタッフと一緒に、賑やかにナンバープレースに挑戦していた男性は「スタッフさんが楽しい。楽しんでやれるのがいちばん! 庭や足湯ができるのが楽しみです。果物の木を植えてもらおうかな」と話してくれました。

デイサービスの利用者は、女性が多いのが通常といいますが、ゆったり文化村では60%が男性です。
「生涯大学院のイメージです。男性が入ると、毎日がお祭りだ!という感じで、活気が出ます」。
最初は通うのを嫌がっていた男性が、どんどん明るくなり、顔色も良くなり、積極的にリハビリに励むようになった、歩かなかった人が廊下で歩く練習をするようになった、など、ゆったり文化村の効果は早くも出ています。

オーナーは「自分が入りたいデイサービスを作りたい。楽しみながらリハビリしていただきたい。介護がいらなくなるのが究極の目標です」と言い切ります。
玄関には、「一生書道を続けたい」という94歳の利用者さんが書いた、ゆったり文化村のコンセプト『生涯現役』が輝いていました。

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見学・相談は随時受付。お気軽に問い合わせてはいかがでしょう。

▽成田市土屋字山の﨑712―2 ▽℡0476(37)5500
▽月曜~土曜日(祝日も開村※年末年始は除く) 9時15分~16時30分 http://www.yuttari.biz/index.html

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。