三里塚のお花見スタイルは 桜の下でジンギスカン!

3月29日、三里塚記念公園で、桜の下でジンギスカンを食べるイベントが行われました。

このイベントは、成田市の隠れた魅力を再発見する「わたしたちのまち成田フェア」の一環。今回は、日本初の牧羊場があり、明治時代から羊肉を食べていたとされる三里塚地区の食文化であるジンギスカンに着目したものです。

用意された羊肉は約30㎏。地元の全三里塚商和会の皆さんの協力のもと、約270名の応募のなかから当選した200名が、午前と午後2回に分かれて、七輪を囲み、美味しいジンギスカンを堪能しました。

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北海道在住経験があるという女性は、「ジンギスカンは北海道が発祥だと思っていたので、三里塚も発祥といわれていることを知れてよかったです。試食程度と思っていたのに、参加費500円で、こんなに分厚いのに柔らかく臭みもなく、美味しいお肉がたくさんいただけて、野菜、おにぎり、お茶まで付いて大満足です! 販売コーナーがあれば、買ってかえりたいくらいです」、友だちと参加した中学1年生の山口駿太君は「成田のイベントに参加して、三里塚がジンギスカン発祥の地だとか、防空壕があるとか、成田の歴史に触れることができてよかったです。これからも成田が発展していくといいなと思いました。ジンギスカンは美味しかったです」と、大好評の感想が聞かれました。

成田市企画政策部の識名公代さんは、「何十年も前から今も、三里塚の人は、七輪でジンギスカンを食べながらお花見をしています。成田の人でも知らない人は多い。地域の風習、誇れる食文化をみなさんに知ってもらいたい。だから三里塚記念公園を会場にしました」と企画の意図を話しました。

また、三里塚記念公園内にある防空壕は、戦時下、皇太子殿下(今上天皇)の逃避用に、昭和16年に造られたもので、平成23年度から、一般公開されています(9時~16時30分 月曜休館 入館無料)。この日も、ジンギスカンを食べ終わった子どもたちが、防空壕を見学していました。お花見に訪れた際には、あわせて見学されてはいかがでしょう(見学の前には、事務室にお寄りください)。

整備された防空壕の入り口
整備された防空壕の入り口

三里塚記念公園
http://www.city.narita.chiba.jp/sisei/sosiki/koen/std0002.html
三里塚御料牧場記念館
http://www.city.narita.chiba.jp/sisei/sosiki/shogaku/std0040.html

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。