マラソン界期待の新星 成田市出身 田中智美選手が 横浜国際マラソンで見事優勝!!

12月24日、成田市出身の田中智美選手(第一生命)が、成田市役所を表敬訪問しました。

表敬訪問の理由は、11月16日に開催された第6回横浜国際女子マラソンでの優勝! 最後までデッドヒートを繰り広げた大接戦、ゴール直前まで並走していたケニアの選手を振り切って2時間26分57秒での優勝は、日本人選手として3大会ぶり、今大会が最終となる横浜国際女子マラソンに、大きな華を添えました。

栄光の証
栄光の証

まず、田中選手から、今年の活動として、初めてナショナルチームの合宿に参加したこと、横浜国際での優勝、12月14日の実業団駅伝を5区2位で走ったことなどが報告されました。

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小泉一成成田市長は、「見ていた方も大変感動したと同時に、最後まであきらめないという勇気をもらったと思います。成田高校出身の増田明美さんも新聞記事で『抜き返した根性は並のものではない』と書いておられましたが、同感です。技術はもちろん精神力の高さを感じました。実業団のレースはアップダウンの激しいコース、花の5区で5人抜き、田中選手の活躍で、第一生命さんはシードを取られました。2016年のリオデジャネイロ、2020年の東京、実は成田生まれ成田育ちのオリンピック選手は0ですので、ぜひ、田中選手に新たな歴史の1ページを作っていただきたい。成田市全体で田中選手を応援していきたい。ケガに気を付けて、さらなる活躍を願います。頑張ってください」と激励しました。市議会議長、副市長など、成田市側の出席者からも、中高時代は実績がなかった田中選手が、努力で国際大会優勝選手にまでなったことで、後輩たちが勇気と希望をもらったであろうこと、日本の女子マラソン界にとっても優勝はひときわであろうこと、五輪出場への期待などが語られました。

歓談では、田中選手がラストの駆け引きについて言及しました。本来なら、1・2㎞前からスパートをかけるのが安全だということですが、ケニアの選手はスピードがあるので、足に自信がない自分はへんにスパートをかけて、ラストに抜かれるのは避けたかったこと、自分は呼吸は楽だったがケニアの選手が苦しそうだったので、最後の最後にいこうと思っていたことなどが、出席者を驚嘆させました。また、上田市議会議長の娘さんの1つ後輩で幼稚園も同じということから幼少時のエピソードや、最近、成田高校出身の室伏広治選手と写真を撮ってもらったこと、千葉ロッテマリーンズ唐川侑己投手のお姉さんと同級生の友人であることなど、地元ならではのアットホームな話題も披露されました。

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最後に、市長から「うなりくん」をプレゼントされた田中選手は大喜び。練習バッグに、うなりくんのストラップを付けていることを明かしてくれました。また、田中選手からは、3選後初登庁の小泉市長に花束が贈られました。

練習バッグにうなりくんストラップのエピソードに市長もビックリ!
練習バッグにうなりくんストラップのエピソードに市長もビックリ!

田中選手には、来年、「ぴーぷる」のコーナーにもご登場いただく予定です。

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。