下総高校自動車部 全国3連覇報告会! 昨年に続き 優勝・準優勝 独占の圧勝! ㊦

【優勝報告会】

11月6日に成田市役所を訪問したのは、鈴木誠一校長はじめ4人の顧問と、厚海翔一部長、石塚瑞希、伊藤匡祐、三浦靖矢、宮崎悠至(以上3年生)、西賀慧、秋山莉輝、石塚亨、田中優士、水上幸紀(以上2年生)、秋山翼、永長尚樹、堀口源、前﨑実(以上1年生)の部員14名です。

小泉一成成田市長と伊藤竹夫市議会議長は、それぞれ、成田の名を全国に轟かせてくれたこと、アクシデントの中、冷静に状況判断して快挙を達成したこと、個人の能力とチーム力、精神力、努力、情熱、部員たちの将来にとって大きな財産になる偉業は世界に羽ばたく第一歩になることなどを讃えました。

厚海部長は「昨年の大会が終わってから、燃費2500Km/lを目標に取り組んできました。
数字は届きませんでしたが3連覇が達成でき、嬉しく思います。
個々の能力は先輩方に比べてまだまだですが、チームとして力を発揮できました。
1人の力では優勝できないと痛感し、チームとしてまとめていこうと思いました。
大会は終わりましたが、3年生としてまだやり残したことがあるので、1・2年生に伝えて来年の優勝に貢献していきたいと思います」と、優勝してもなお高い目標を目指す部員たちの気持ちを代弁しました。

頼もしい3年生

昨年、優勝ドライバーとなりながらも「走りにムラがあり、マシンに走らされている感があった。もっとテクニックを磨いて、効率いい走りを目指します」と反省の弁だった石塚選手は、今年も同じ車のドライバーとして出場し、準優勝を獲得。
「今年は納得いく走りが出来ました」と、1年間の努力を自信とした嬉しいコメントをくれました。
石塚選手は、自分より体重が軽い後輩の田中選手の新車を優先して、タイヤの整備を行いました。
自分のことよりチームの利益を優先する立派な先輩です。

昨年、1年生ながら準優勝ドライバーとなった田中選手は、今年、新車のドライバーとして優勝を果たしました。
昨年は「強いチームなのに、自分がドライバーになったことで弱くなったらどうしよう」とプレッシャーを感じた田中選手ですが、「今年は緊張しませんでした。本番では一番良い走りが出来ました」と、こちらも頼もしいコメント。
ただ、「練習走行でトラブルがあり、出せるはずだった好記録を出せず悔しい。下りカーブをスピードの出た状態で入ってしまい横転。まだまだ未熟です。同じ状況の中でも機転を利かせて何事もなくテスト走行できた石塚先輩には、とてもかないません」と反省も忘れませんでした。

ユニフォームには「日の丸」が

顧問の先生方は「今の3年生は負けたことがありません。負けたことがある方がいろいろな意味で良いと思っていましたが、今回はベトナム大会に参加したことがよかった。
国際交流にも貢献できているかなと思います。
不測の事態に冷静に対処できたことは、日々鍛えている14名の力量ということ。
顧問は時々アイデアを出すだけです。
また30年以上の『ものづくり・人づくり』の結果の3連覇だと思います」。

部員からも顧問の先生方からも、3連覇に全く浮かれた様子はうかがえません。
下総高校自動車部は、早くも来年の4連覇に向かって始動しています。
どこまで記録を伸ばすのか・・・。
期待は膨らむばかりです。

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。