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勇敢な救命行為に感謝状 2事例4人に

10月4日、成田市役所で、2事例の救命行為に対する感謝状贈呈式が行われました。

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【成田高校野球場における救命行為】

8月9日、成田高校野球場で行われた練習試合の最中。
非常に暑い日で、3試合目の9回に入ったとき、主審の方が「プレイ!」とコールした次の瞬間、キャッチャーに倒れ込みました。
成田高校野球部の梁川啓介部長は、倒れた方の様子を見てすぐに救急車要請し、部室に設置してあるAEDで救命活動を行いました。
保護者として球場外から試合を見ていた眼科医師の笹谷有紀子さんは、「AED!」と叫ぶ声を聞き、すぐに現場に駆け付けました。
気道の確保、脈の確認、AEDの指示などを行い、意識の戻った方を到着した救急車につなぎました。
◆梁川部長の談話「1人ではとても怖くて動けなかったと思います。周りの方々の協力があってのこと。
今回のことでAEDの講習を定期的に受ける大切さを感じました。授業で生徒たちにも伝えているので、スムーズにいったのかなと思います」
◆笹谷さんの談話「無事に社会復帰されたと聞き、ホッとしました。AED講習は10年前に受けましたが、仕事も含めて普段やっていることが役に立ちました。
現場に行くまでは足が震えましたが、勇気を持って行かなくてはいけないと思いました。AED講習の必要性を痛感し、そのあと、さっそくもう一度、講習を受けに行きました」

【幸町路上における救命行為】

8月11日の昼時、成田山表参道の藤倉商店前で、心臓に持病を持った男性が倒れました。
「店先で音がしたので出てみると、店頭に商品が散乱し、倒れ込んでいらっしゃるお客様が見えて、みるみる状況が悪化していくのがわかったので、救急車を要請し、成田観光館にあるAEDを取りに走りました」と地元消防団に所属している店主の藤倉健さん。
その間、通りがかりの方が心臓マッサージを施したといいます。
奥様が救急車と電話でやりとりをしながら、随時状況を藤倉さんが説明し、AEDを使いました。
最初に心臓マッサージをした方は、いつの間にか立ち去られたとのことですが、次に救命に当たったのは、やはりたまたま通りがかった元消防署員で、今は特別支援学校教員の廣瀬周平さん。
心臓マッサージを施していた時に、救急車が到着しました。
◆藤倉さんの談話「助かっていただきたい一心でした。人だかりになり、お客様も口々にアドバイスしてくださり、みんなで協力してチームワークで出来たことです。消防団の講習が役に立ちました。一命をとりとめられたことに協力でき、ホッとしました」
◆廣瀬さんの談話「社会復帰できそうと伺って、うれしく思っています。AEDを装着して観察してすぐに心臓マッサージの必要を感じました。頭が真っ白になって緊張しましたが、関わってよかった」
2日後、身内の方が藤倉商店にお礼に来られたそうです。

【救命の連鎖 AED講習会に注力】

八木正道成田消防署長からは、4人のみなさんの勇敢な救命行為に対して、感謝の言葉が述べられました。

八木署長からは続いて、2015年の千葉県の集計データが示されました。
千葉県で一般県民が目撃した心肺停止者1119人に対し、心肺蘇生法等が施されたのは48.6%で、AED使用率は5%。
目撃者がAEDを使用した場合、1か月後の生存率は48.2%で、目撃者が何も試みなかった場合と比べると約4.4倍となり、1か月後の社会復帰率は、約6.7倍の37.5%に高まる効果が出ているとのことです。

成田市でも、AEDの公共施設設置143か所をホームページに掲載し、救命講習会も定期的に実施しています。
受講者を現在の約2000人から、10年後には倍増になるよう、今年度から中学・高校の協力を得て、教育の一環として学校単位での講習会を積極的に行っているとのことです。
「講習会では、みなさんの奏功事例を紹介させていただき、『救命の連鎖』の向上を図ってまいりたい。
みなさんのお立場的にはこの貴重な経験をお話しする機会も多々あると思います。
特に梁川先生には、直接、経験談を生徒にお話ししていただきたい」と、締めくくられました。

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