【子どもと一緒に読みたい本・絵本】㉗ 『きらきらクッキー』

子育て奮闘中!のママが「子どもと一緒に読みたい本」「本当に子どもにうけた楽しい絵本」を紹介します。

★ きらきらクッキー
(平塚ウタ子作/はたこうしろう絵/フレーベル館)

現在入手できない絵本で、図書館にも置いていないのですが、近所の歯科医院で見つけて以来、子どもが大好きな一冊です。

フレーベル館から出ている月刊保育絵本「キンダーブック」シリーズの「キンダーおはなしえほん」2007年4月号として発行されたものです。
幼稚園・保育園で定期購読している園もあるので「毎月こどもと読んでるよ~」という方もいるかもしれません。
個人でも定期購読、バックナンバーを購入することもできるようですが、こちらの絵本は10年も前の本なので、出版社にも在庫がないとのことでした。

ある日ひらがなが書けるようになった「いろは」が、風船に手紙をつけて窓から飛ばすと、とんがり山の双子の魔女に手紙が届き、誕生日パーティーに招待されます。
誕生日プレゼントに「おほしさまをいっぱいポケットにいれてもってかえりたいの」とリクエストしたいろはのために、双子の魔女は大奮闘。
得意の魔法で特大の星を見つけ、それを材料にクッキーを作ります。
さて、どんなクッキーができるのでしょうか…?

娘はきらきらクッキーを作る場面が特に気に入っているようで、毎回歯科医院から帰ってくると、ホイッパーやふるい等の製菓道具を台所から持ち出して、おままごとをしています。
危ないので、勝手に道具を持っていくのはかんべんしてほしいのですが…。

お話はもちろんのこと、注目は素晴らしいイラストです。
三人がほうきに乗って星の間を通り抜けていく姿は、絵から飛び出してきそうなくらいダイナミックで、とても印象に残りました。
絵を描いている、はたこうしろうさんは、画風の幅がとても広い絵本作家・イラストレーターで、「すてきな絵だな~と」思って誰の絵か確認すると「これもはたこうしろうだったのか!」ということが多々あり、毎回驚いてしまいます。
「この本、いつか書籍化されないかな~」と親子で待っています。
なおこちらの作品はシリーズ化されており、最新刊は、おなじくキンダーおはなしえほん2016年3月号「にじいろキャンディー」が発行されています。 (M)

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。