3人でつかみ取った全国切符! わんぱく相撲チーム成田♪

7月30日(日)に東京の両国国技館で行われる「第33回わんぱく相撲全国大会」への出場を決めた成田チームの激励会が、27日、成田市役所で行われました。

全国大会に出場するのは、赤地良介君(加良部小学校6年)、中田李空(りく)君(東金市立東金東小学校5年)、吉原聖(こうき)君(吾妻小学校4年)の3人。
赤地君と中田君は、2年連続出場になります。

【チーム力でもぎ取った全国切符】

3人は、5月に中台運動公園相撲場で開催された「第8回わんぱく相撲 成田場所」(主催:一般社団法人成田青年会議所)の各学年優勝者。
3人でチームを組み、全国大会の予選でもある「第25回わんぱく相撲千葉ブロック大会」(6月25日 市原市ゼットエー武道館相撲場で開催)に出場し、3位に入賞、見事に全国大会への切符を手に入れました。
千葉大会は、千葉県の8青年会議所主催場所の4~6年優勝者がチームを組み、総当たり戦で戦います。
チームとして全国大会に進めるのは上位3チーム。
成田チームは5勝2敗で、市川、柏についでの3位。
成田市相撲連盟の寺澤甲コーチは「4位とは1点差でした。団体戦は1人が秀でていても勝てません。まさに3人でつかみ取った代表です」と話してくれました。

【時には涙を流しながらの練習】

激励会では、中田米光成田市相撲連盟理事から、全国出場が決まってからは、絶対に勝つという気持ちで、時には涙を流しながら、さらに熱の入ったしっかりした練習を積んでいること、相撲は立ち合いの一瞬で決まると言われていることから、鋭い立ち合いの練習を何回も繰り返していることが報告されました。

各選手の特徴は「赤地君は多彩な技を持っている。自分で技を確かめながら努力しています。中田君は立ち合い鋭く、一気に寄り切れます。吉原君は小柄ですが下に潜って前褌(まえみつ:まわしの前部分)を取って一気に寄り切ります。いい根性を持っているので、簡単には負けないと思います」と紹介されました。

小泉市長から激励金とうなりくんストラップが手渡されました。

全国大会は、再度、各学年ごとの個人戦に戻ります。
小泉一成成田市長はじめ市関係者の前で、赤地君は「練習の成果を一生懸命出してきますので、応援よろしくお願いします」、中田君は「精一杯頑張ってきます」、吉原君は「入賞できるよう頑張ります」と決意を述べました。

【相撲部屋に前泊】

成田チームは、昨年同様、錦戸部屋に前泊します。
赤地君、中田君は昨年の様子を、「ちゃんこ鍋はいろんな野菜が入っていて美味しい。みんなで一斉に取るから、早く取らないとなくなります」「力士の皆さんは優しい」「親方がチキンナゲットやアイスも用意してくれました」と笑顔で披露しました。

【1勝への意気込み】

3人とも得意技は「押し出し」。
赤地君は「2回は勝ちたい」、中田君は「まずは1勝」、吉原君は「取り組みも相撲部屋も緊張はありますが、入賞を狙います」と、それぞれ意気込みを明かし、「今日はまわしを締めたので、このまま練習に行き、特訓します」と市役所を後にしました。

夏休みの貴重な経験、全国大会!
晴れ舞台で堂々と、悔いなく力を出し切ってきてください!
頑張れ! 成田チーム!

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。