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成田の歴史 と史跡 77

【印旛沼の網漁】

成田市の西側に接して印旛沼がある。沼は周辺の農村にとって古くから漁撈の対象となった場所であり、いろいろな漁法が伝えられている。ここでそのなかの網漁の一部を記してみる。
○チョウチン網
オシ網またはオッカブセともいい、細竹で円錐状のものを作り、これに小さな穴をあけた網をつけておく。暮から正月の風のない沼の澄んだ日に、フキと呼ぶコイやフナのいる場所に、船の上からこの網をかぶせる。そしてサソリという竹棒を網の穴に通し、網の中を突っついて魚を追い出し、逃げるところを網をたるませて獲る漁法である。
○セグロ網
グロヒキともいい、一種の地引き網のようなもので、船上から沼にはった網を引きコイやフナを一斉にとる漁法である。長さ約60メートル。幅約1.2メートルほどの麻製の網で、上に浮子(うき)、下に錘(おもり)をつけ、網の中央に魚を追い込む袋を取りつけたもの。
○サデ
サデは、グレという簀立(すだて)漁のときに、カマ(魚が入ったら逃げられないところ)の中からすくいとるのに使うすくい網のこと。柄は杉の角材を約2.5メートルに削って作り、網の口は幅30センチ、長さ70センチほどの竹製で、それに網をつけた。サデより小さいが同じ用途で使うものにコサデがある。コサデは長さ約18センチの柄に、鉄製の網口があり、それに網をつけたもの。
(北囲護台 小倉 博)

チョウチン網

チョウチン網

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