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【子どもと一緒に読みたい本・絵本】⑳『はじめてのおつかい』

★『はじめてのおつかい』(筒井頼子作/林明子絵/福音館書店)

今さらご紹介するまでもないほど有名なのですが、自分がこどもの頃に読んで印象に残っている絵本といえば、やっぱり真っ先に思い浮かぶのが「はじめてのおつかい」。
娘が2才11ヶ月になり、ついに「ママこれ読んで」と持ってきたのが嬉しく、まさに代々読み継がれていく名作だと思った一冊です。

ある日、みいちゃんはママに「あかちゃんのぎゅうにゅうがほしんだけど、ひとりでかってこられる?」とおつかいを頼まれます。
子どもの自立を優しく描いたお話です。

子どもの頃は単純に「ひとりでおつかいに行く」という冒険にワクワクしたのを覚えていますが、大人になってから読み返すと、林明子さんの描く迫力ある絵に引きつけられて最後まで読んでいたのかもな、と感じました。
よく見ると、絵の視点がとても巧みに変わっていることにも気づきます。
まるで映画をみているように構図は次々と変わり、それはみいちゃんの背の高さに合わせたものだったり、町全体を見渡すものだったりと、とても臨場感のある場面となっています。
三才前の娘にはまだ難しいのでは?とも思ったのですが、みいちゃんが風のように走ってくる自転車にどきん!としたり、転んでお金を落とし心配になったりするところは、ドキドキが伝わったのか、読み終わった後、「ふ~」と一息。
そして自分も飲みたくなったようで、冷蔵庫の前で「ぎゅうにゅう、くださあい!」と叫んでいました。
きっと日本全国の子どもが、みいちゃんの真似をして親に牛乳をねだっているんだろうな~。
物語の舞台はどの辺りなのかな、と気になり調べたところ、モデルは東京・自由が丘周辺なのだとか。
昔の自由が丘って、けっこうのんびりした住宅街だったんだな~と、今では時代の流れも感じる一冊です。(M)

 

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