新井とみ子さん 千葉県 芸術文化顕彰を受賞!

成田市在住の新井とみ子さんが、平成28年度千葉県芸術文化団体協議会芸術文化顕彰を受賞しました。
平成25年度から設けられたこの顕彰は、各市町村の文化団体協議会の役職を20年以上務め、芸術文化の振興に著しく貢献し、優秀で他の模範となった人におくられるものです。

表彰式は2月4日、千葉県文化会館小ホールでの「平成28年度 第29回文化芸術フォーラム 輝け ちばの文化」の発表に先立って行われました。


文化芸術フォーラムは、文化活動に携わる諸団体が情報交流の場を設け、多様な活動をすることで、文化芸術活動の機運をさらに高めていくことを目指して、毎年開催されているものです。

新井さんの受賞理由は、「成田市文化団体連絡協議会の役員として、長年にわたり尽力され、芸術文化の表彰に著しく貢献し、他の模範となったため」というもの。

新井さんは、生涯学習インストラクター、生涯学習上級コーディネーターの資格を持ち、成田市大正琴連盟代表として、市民文化祭や公民館まつり、地域の行事等で、精力的に演奏活動を行っています。
大正琴の普及にも努め、子どもや若い世代への演奏披露・指導も行っています。
また、30数年にわたり、特別養護老人ホームやデイサービスなどでの慰問演奏活動を続けており、地域福祉にも貢献しています。

成田市大正琴連盟のみなさん

その活動は、成田市、千葉県のみならず、全国的にも評価され、2011年には県からボランティア活動に対する感謝状、2015年には成田市長から感謝状、昨年は、内閣府による「エイジレス・ライフ実践者および社会参加活動事例紹介事業」において、代表を務める成田市大正琴連盟の活動が紹介されるとともに、平成28年度「社会参加章」受賞の栄誉に輝きました。
そして、このたびの県文化顕彰の受賞です。

2月7日に、受賞報告のため成田市役所を表敬訪問した新井さんは、「趣味から始まった大正琴。最初は公民館デビューで、目標はボランティア活動でした。この年齢までやってこられたのは、会員の皆さまのおかげです。表彰されたのは、人口が減っている中で、いろいろなことをクリアする知恵を出し合って、継続してやっていってください、ということでしよう。中心となってやるには勉強も大切です。みなさんの力、若い人の力を借りて、文化活動を継承していきたいと思います」と話しました。

 

今年度、県芸術文化顕彰を受賞したのは4人。
昨年は対象者がいませんでした。
今回のフォーラムと表彰式への出席者は、成田市がいちばん多かったといいます。
新井さんという強力なリーダーに続き、生涯学習コーディネーターの資格を取得した、小山美奈子さん、延原幸子さん、青木偉年さん、小川和博さん、小谷昭人さん、中佐藤一平さんはじめ、総勢31名が参加したので、県の担当者を驚かせ、千葉県にも成田市の文化芸術の勢いを示すこととなりました。

新井さんは今後も、大正琴と子どもたちや様々な分野とのコラボレーションなど、新しいアイデアを次々と実践する予定です。
3月5日(日)には「大栄地区生きがいセミナー」に、玉造小学校児童リコーダーとコラボ出演します。

何か趣味を始めたい方、一緒にいかがですか。
連絡は新井さんまで。 ℡0476(26)4659

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。