【子どもと一緒に読みたい本・絵本】⑱ 『わにわにのおふろ』

★わにわにのおふろ(小風さち文・山口マオ絵/福音館書店)

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ワニのわにわにはお風呂が大好きです。
自分でお湯をためて、おもちゃを湯船に浮かべたり、せっけんであぶくを作ったり、シャワーのマイクで歌ったり… 。
木版画のワニの絵も勢いのある絵本です。

ワニがお風呂に入るというシュールな内容と、かわいいというよりは迫力のあるイラストの絵本で、「なぜ、この本がそんなに好きなのか?」と親は首をかしげているのですが、風呂好きの2才の娘のお気に入りといえばこの一冊です。
蛇口をひねる時の「きゅるり きゅるり きゅるり」や、あぶくを飛ばすときの「ぷー ぷー ららら ぷー ららら」等、普段はあまり使わない独特の擬音語の言い回しがおもしろく、こどもは口まねしたくなるようです。

かねてからわにわにのお風呂遊びに憧れを抱いていた娘は、ある日100均ショップに行った際に「わにわにみつけた!」と、わにわにが持っているようなけん銃の水鉄砲を持ってきました。
その日は「おもちゃは買わないよ」と言い、棚に戻させたのですが、それからその店に行くたびに、そのおもちゃを持ってくるように…。

風呂場におもちゃを増やすのが嫌だったのですが、先日ついに根負けし、買ってあげました。
その日の夜、お風呂に入って初めて使わせてみたところ… 小さくコクンと頷いてニヤニヤ。
本当に嬉しいときは「やったー☆」とは言わないんですね。
娘のおもしろい部分を見ました。
ビデオにとっておけばよかったなぁ。

子どもたちに大人気のシリーズのようで、シリーズは他にも「わにわにのごちそう」「わにわにのおでかけ」「わにわにのおおけが」「わにわにとあかわに」が出版されています。 (M)

この記事を書いた人

Keitaro Sasaki

Keitaro Sasaki

千葉県成田市在住。成田エリア新聞(紙面版)編集長(2008-2014)以後はオンライン版の当サイトにて成田の情報を発信しています。成田を盛り上げるため、いろんなところに首を突っ込んでいます。