成田市民劇団4年半ぶりの本公演&初プロデュース作品「KOUKAI~BonVoyage僕等が考える素晴らしい集団の法則~」が、1月29日(日)、もりんぴあこうづMORI×MORIホールで行われます。
成田市民劇団の竹嶋和樹代表は、「今回は、成田近辺で活躍している演劇人に片っ端から声をかけ、キャストは20人になりました。『成田の演劇界の今』が大集結した形です。芝居の内容はもちろんですが、そこも観ていただきたい」と、熱く語ります。
【テーマは「集団と個」】
演出は、劇団M WORKSの宮﨑顕さんです。
宮﨑さんは、東京で活動する劇団蛻皮表演の相澤直樹さんに短編の脚本を依頼。
相澤さんは役者を想定した当て書きの作品を複数書き上げ、その中から宮﨑さんが4本を選んで、オムニバス作品に仕上げました。
選んだ4本は
地下アイドルグループが主人公『アタシ=カミサマ 純情乙女最強Ver』
幼なじみ同士の、売れっ子女優と売れない舞台俳優が繰り広げる『嘘をつくのは君か世か』
ある国が戦争に向かっていく近未来SF『蛻る(もぬける)』
その戦後を孫と祖父が語る『素晴らしい集団の法則』
この4本をオムニバスに構成した時に、浮かんできたテーマが「集団と個」でした。
《公演1週間前の通し稽古の様子》
宮﨑さんは語ります。
「今はSNSなどで、個人の時間を持ちやすくなっていて、それはいいんですが、対集団ということになると疑心暗鬼になってしまう傾向にあると思うんです。
対話で解決しづらい世の中になってきていて、SNSをはけ口にするという、今までになかった新しい人間関係ができています。
それがストレスになったり、楽しさになったり・・・。
自分自身もはざまで悩んでいるところなんですが、そういう今が表現できるといいなと思っています。
かつ、それを希望的な未来につなげたいという思いがあります」。
【成田市民劇団初の試み】
中学生以下無料! 高校生以上500円。
どうぞ足をお運びください。
「どんな人でも入れるのが市民劇団。いろんな人に芝居を体験してほしい」と宮﨑さん。
成田市民劇団は、男女年齢経験問わず、いつでも劇団員を募集しています♪
興味のある方は、ぜひ今回の公演をご覧ください。